2002年12月16日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 というわけでクリスマスです。
 最近の仮面ライダーはクリスマスになるとやって来て、みんなを変身させてくれるのかどうかは謎ですが、昔は「君もライダー、僕もライダー、もうすぐ明るい春が来る〜♪」という時代があったのです....まだ冬になったばかりなのにというのはともかくとして、意外とアギトはこの歌にヒントを得た企画なのかも知れません。

2002年11月14日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 今回は珍しくきちんと背景を描いた例です。最近の公園にありそうな、支柱が木でできた高い鉄棒というのが実際にあるかどうかは知りません。当初金属の細いパイプでできた回転する球状の遊具の予定でしたが、最早過去の物なのでやめました。
 さて、「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団(1974年公開、日本公開1979年)」という、タイのシャイヨーフィルムと日本の円谷プロが協力して作った、タイ公開を主眼にした映画がありました。
 アジアを襲う熱波、その対策として人工雨を降らせるロケットを開発する博士、それはさておき水を買う金ほしさに仏像を盗む泥棒、それを追う仏教に対する信仰心の厚い少年コチャンは哀れ泥棒に射殺されるも天空から現れた巨大な手が遺体を回収、実は手の主はウルトラの母で、コチャンの勇気ある行動に感動して白猿ハヌマーンとして蘇らせると、ハヌマーンは地球に戻って巨大化したまま泥棒を追いかけ回して殺害、自信満々の博士のロケットは失敗、しかしハヌマーンの指摘で熱波は解決、ところがロケット失敗の爆発で地底から怪獣軍団が出現、立ち向かうもハヌマーン苦戦、そこへやっと現れるウルトラ兄弟が協力して怪獣軍団を打倒、という話です。
 泥棒3人組は仏像の頭だけもぎとって盗んでいく程に物の値打ちが解っていない有様で、熱波で水が欲しくてというのが動機なんですから少しくらいは同情の余地はありそうですが、木の下敷きにされたり踏まれたり握り潰されたりして殺され、殺したハヌマーンが「仏様を大事にしろ!大事にしない奴は死ぬべきなんだ!」と高らかに宣言したり、仏教を信じず自信過剰でロケット発射前のトラブルに耳を貸さない博士は悪事を働いたわけでもないのに発射失敗で発狂、ロケット基地崩壊に巻き込まれて死ぬなど不信心者にやたらと厳しい映画です。大体「悟りに至る道はいくつもある」と仏教を信じないことを釈迦が否定しているのにこんな仕打ちをするとはハヌマーンがヒンドゥー教起源だからといって許されるものではありません。
 終盤まで怪獣もウルトラ兄弟も全然絡んでこないことや、ロケット基地ではZAT、新SGM、SAFといった組織のユニフォームやマックロディなど払い下げ品ばかりが使われていたり、怪獣軍団にウルトラシリーズでは見かけない顔ぶれが混じっていたり、ハヌマーンが飛ぶシーンのポーズが珍妙だったりするなどは小さな事に思えます。
 それにしても、太陽が恒星ではなく地球の周囲をまわる髭面の男で、彼が自覚なしに地球に近づきすぎたのが熱波の原因であり、ハヌマーンに「お前は地球に近づきすぎだ」と言われて「そういえばそうだ」と遠ざかることで熱波が解決するとは、タイの宇宙は謎に満ちているとつくづく思ったものでした。

2002年10月12日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 今回は今ひとつ何かが足りない感じです。もう少し気合いを入れなければ...。
 話変わって、随分前のことですが、宇宙人解剖フィルムというものがテレビで放映されていました。解剖の手順とか、同じようなシーンを作るのにどの程度費用がかかるか、フィルムがいつのものか等々、様々な方向から真偽が考察されていましたが、私が見たところあれは間違いなく偽物です。具体的には、宇宙人の眼球を覆っている白くて堅い膜のようなものの存在です。何のことはない、「謎の円盤UFO」が元ネタだったわけです。偽者だとなじってよいような作りのものではなく、製作者がきちんと解るように作ってくれていたんですね。
同年同月同日 武蔵鐙しるす
 ジャックと悪魔の国ぃ〜♪
 

2002年9月11日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 秋になったはずですがまだまだ暑いので夏ネタです。
 さて、海と言えば潜水艦です。多くの地球防衛組織が潜水艦を持っています。科学特捜隊のS16号、同21号、25号、ウルトラ警備隊(地球防衛軍?)のハイドランジャー、MATのマットサブ、MACのマックシャーク...。可愛そうなのはZATのアイアンフィッシュです。このZAT唯一の水中戦力である攻撃、研究用の潜水艦アイアンフィッシュもオープニングでしか見られず、本編には一切出てきません。マックシャークも本編には出てきませんが、中盤以降のオープニングではたとえMACが全滅しても水中を航行しています。アイアンフィッシュは基地内を移動するシーンだけで、その速力35ノット、潜航深度2万メートルの性能を発揮する場は、たとえZATが水中を走査する最終話においてすら与えられなかったのでした。しかし、登場したからといって恵まれているとは言えないのがZATのメカです。スカイホエールやコンドル1号は頻繁に墜落してますし、強固な装甲を持つはずのウルフ777がフザケた容姿のロードラに跡形もなく解かされるシーンは情けないの一言です。きっとアイアンフィッシュも出てこなくて良かったのでしょう。本編はおろかオープニングにも出てこないマゼランなどは最も優遇された存在と言うべきです。尤もマゼランが出るためにはそれを搭載しているアンドロメダが本編に出る必要があるわけで、それを考えるとそれは無理難題というものですが。それにしても、挿入歌にしか出てこないTACのドルフィン2号とは一体....!?
同年同月同日 武蔵鐙しるす
 水爆と深海の生物.....。

2002年8月19日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 毎年恒例の古本祭りというのに例年通り行って来ました。
 今回珍しく一軒だけ、本以外にもプラモデルの半額セールを行っているところがありました。どうも模型店が一軒廃業したのではという感じの量と品揃えで、新旧何であろうと半額という売り方には模型にあまり詳しくないらしいことが見て取れます。キャラクターものが殆どであり、大抵は最近のガンダム等ですが、中には掘り出し物もあって、「バンダイのミンキーモモは俺のだ!ミンキナーサが付いてるんだぞ!!」「テクノポリス21Cのビゴラスをこんなところで見つけようとは!こっちのスキャニー共々もらった!」「そこの若造!値打ちも解らねえくせにアーマードレディに触るんじゃねえ!!」とそれはもう大変な騒ぎでした(!?)。私の戦果は箱の完成写真の不出来さで有名なアドベンのデッサンギャル2という代物。肝心の本の方は、ルドンやフィニーの画集やらがあったんですが既に売れていたり高かったりで買えず、収穫は今ひとつ...。

2002年8月6日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 忙しくてその上暑いので水ネタです。
 さて、世には名脇役と呼ばれる人々がいます。大抵はこういう役ならこの人、と決まっているような人が多いようです。例えばアパートの管理人なら奥村公延氏、頼りない男なら冷泉公裕氏、学生服にコップの底のような眼鏡の変態男なら力石孝氏といった具合です。しかし実際にはこういった人々はかなり幅広く様々な役を演じています。奥村氏は工場の工員や車掌も似合いますし、さらには変な和尚や人間に化けた原爆病の宇宙人を演じ、宇宙吸血鬼を演じた際は巨大化して軽快に飛び跳ねながらジャイアントロボと闘っています。冷泉氏も「ウルトラセブン」第44話「円盤が来た!」の工員フクシン三郎役が印象的ですが、他にも江戸時代の貧乏貴族、善良ながら権力者の専横に悩む役人など、いつも何かに困っているような容貌を活かした情けない役を多方面で演じています。力石氏は角張った面長の顔と鳥の巣のような髪型が、どこか常軌を逸した感じの演技と相まって普通ではない人が似合います。流石は「あしたのジョー」の力石徹のモデルであるだけのことはあります。むしろ「スーパーロボットマッハバロン」のガンさんなどのような多分に正常な人の役の方が物足りない印象です。「キスバード編隊攻撃」....変態はあんただ(絶賛)。

2002年6月17日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 今回は武蔵鐙の原画がラフというか、走り描きというか、そんなものだったので苦労しました。虫ほどの大きさっぽいですが実は等身大です。飛ぶだけに体重は軽いんですけど。 
 話変わって、「怪傑ズバット」のエンディング、「男はひとり道をゆく」は私のお気に入りの一曲です。琵琶の音高らかなオープニング「地獄のズバット」や飛鳥五郎が手がけた早川健の持ち歌として劇中使用された「二人の地平線」に比べるとやや地味な存在として扱われる曲ですが、個人的にはこの曲が最も早川健らしくもあり、こうありたいという思いを抱かせられる曲でもあって、3曲の中では一番気に入っています。この曲を愛する余り、私は10数年前、あることを発見したのです。それは、この曲の詞を「ロボット110番」のオープニング「こちらロボット110番」に換えて歌えるという事実です。残念ながら逆はうまくいきませんが、これが私にとって大きな驚きでした。そして時は流れて、最近「男はひとり道をゆく」は「宇宙鉄人キョーダイン」のオープニングとの歌詞の入れ替えが可能である、という新発見がありました。「キョーダイン」の「ヤー」と「オー」は入りませんが、それ以外の完全な入れ替えができます。作曲者が全て別人ながらいずれも石ノ森作品であるというのが興味深いところではあります。
 早川健と言えば元々さすらいの私立探偵が職業ですが、住所不定で事務所を構えていない彼がどうやって依頼を受けるのかが大きな謎です。やはりギターを弾きつつ「二人の地平線」を口ずさみながら朝の住宅街に現れ、「奥さん、今あなたが見送ったご主人が、本当に出張に行ったとお思いですか?」などと積極的な営業活動を行っているんでしょうか。

2002年5月12日 ヴィットリオ・ヴェネト記す
 おかげさまでなんと開設1周年です。皆さんに感謝。と言いつつも特に何かするわけではありません。どうも特定の期間を節目にするのは苦手です。漫然と1年続いてしまいましたのでこれからも続きます。大体にしてこういうサイトになるはずではなかったんですが.....。
 ギャラリーは今回はこんな感じです。夜に何かが出そうなのは他の季節よりも春過ぎであろう、という話になったのでした。
 さて、先日たまたま「バトルフィーバーJ」のうちの1話を見ました。この作品は出演者について話題になることが多い作品です。
 例えば倉間鉄山将軍を東千代之介氏が演じていたとか、日高のり子氏が違う名前でレギュラー出演していたとか、宇宙刑事ギャバンで有名な大葉健二氏が曙四郎=バトルケニアを変身後のバトルケニア自身までも演じていたとか、秘密結社エゴスの幹部サロメをもとビューティーペアのマキ上田氏が演じていたとか、初期は潮健児氏、以後は石橋雅史氏が演じたヘッダー指揮官はすごいとか、枚挙にいとまがありません。
 今回ふれたいのはまずはバトルジャパン=伝正夫です。無骨で不器用でまじめで、それでいて堅物でもない、不言実行型のリーダー、でもどことなく他のメンバーとは距離を置いている、といった微妙なところがよい感じでした。最近の戦隊シリーズはメンバー相互の距離が近すぎるようで、寄りかかりしがみつき合っているために、ある意味完成された人間の魅力、みたいなものがないメンバーが多い印象なので、こういった関係にある戦隊の、口数が少ないのに印象が強いリーダー、それも偉そうに指示を出すのではなくまとめているという位置づけ、のキャラクターをまた見てみたいところです。やはり演じた谷岡弘規氏の力量に負うところが大きいと言えるでしょう。
 バトルフランス=志田京介もまた忘れられない人物です。サブリーダーたる位置づけでありながら軽薄でいい加減、どこか人を食ったようなところがある優男です。演じた倉地雄平氏は演技力には定評のある人だそうですが、当時は気づきませんでしたが今見ると自然に役に入っていっている感じです。やはりただ者ではありません。表家業が美容師である志田京介がかっこつけて髪を切っていて切りすぎてしまい、思わず驚愕するオープニングが好きでした。
 そしてもちろん谷岡、倉地両氏とも「特捜最前線」にゲスト出演の経験があります。
 それにしても設定にある「志田京介はもともとキザであり、それを直すために国防省に身をあずけたのだが、派遣された先がフランスだったためいっそうキザなヤサ男になってしまった」という一文はなんとも.....。
 

 

 

 

動画 アダルト動画 ライブチャット